Rei'n forcement

声優・松嵜麗さんのファンサークルのブログです。

THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS 5thLIVE TOUR Serendipity Parade!!! 宮城公演

一応「あんきも」に区切りをつけたので書く。


1日目に参加しなかった件

今までのパターンからして1日目と2日目の公演内容に大きな差があるとは思えなかったので、

お金やら他にイベント行きたいやらを考えたら片方だけで十分だと思ったんですよね。

実際今でも9割方その意見は変わってないですけども…


でもさすがに好きな声優が初めて地方公演のみとはいえセンター張って座長やるって言われたら、

2公演とも見るし最低限LVぐらいは行こうとしたよ。

なんでそういう大事なことを隠すの?嫌がらせなの?

ミリオンは事前告知あったじゃん!?


これはただの愚痴。


よかったところ

好きな声優が歌う新曲やゲスト曲、好きな曲がたくさん聞けた

結局一番よかったのはこれに尽きる。


4thのときは開幕前からネガり続けてて実際その通りになったSSA day2の後も不平をTwitterで垂れ流し続けてて。

エアで「演者に失礼」とか言われたりしたけども、ぶっちゃけ期待しているものが見られないことに不満を言うのの何が悪いんじゃボケ。

新曲もなし、他の曲へのコンバートでの参加もなし、既存曲と全体曲だけでフルライブの金額払わされたら興醒めだよ。

別にライブそのものの価値は別途あるにしても、好きな声優を見に行ってる立場からしたら4thはマジでゴミだった。


その点宮城はよかった。

まず当たり前だけど新曲が2つもあった。新曲披露はとりあえず手放しで嬉しいし褒めたい。よかった。

Flip Flopへの参加もよかった。こういうSerendipityが続くならこのツアーを評価したい。

あとこれはかなり個人的な趣味だけどOrange Sapphireはずっと好きな曲なので参加してくれて嬉しかった。

本人は参加してるライブで歌われてるのに不参加、ということも多かったのでだいぶお預け感があった。


にょわにょわーるど。

ライブで聴くと改めてサビが退屈だなと正直思ったけど、コール&レスポンスより楽しい観客参加をれいたんが作ってくれたのはよいなぁと思いました。

惜しむらくは完全に精神の均衡を欠いた状態でライブに突入してソロ1発目でいきなりこれだったので、テンションが完全に迷子になり素直に楽しめなかったなー。

宮城でだいぶ憑き物が落ちて普通のこじらせオタクぐらいには戻れたので、次があればもっと楽しいと思う。


あんきも。

まぁ曲自体の感想は別途書きましたが、ライブとしては相変わらず凄まじい、よくやるな、という感想が先に立ちますね。

完全にミュージカル、ライブというよりはお芝居に近いものとして受け取っているので逆に楽しめる部分もあります。

ライブだと思って見てると「歌えよ!!!!」っていう気持ちが抑えられないし、というのもある。

逆に芝居を見ている気持ちになってくるとコールとかする気が失せる。これは割とまじで。

座ってると見えないから結局立つので仁王立ちスタイルになってしまうけど、彼氏面というより単なる観劇です。

アドリブや衣装のオプションもまぁいちいちすごいなーよくやるなーなわけですが、とはいえラストでハグされてしまうと

「あら〜」

と思ってしまう程度にはだらしないオタクだったなーと思いました。


「座長」なところ

好きな声優が後輩に慕われて褒められまくるのは嬉しい。


終わり、でいいのかもしれないけどもう少し真面目に書くと。

他の人が書いていた表現にかなり被ってしまうのが癪なんだけど。

今までの彼女が舞台裏で努力・尽力していた諸々が、コメンタリー等ではかなり明かされていたとはいえ。

しかし舞台上でおおっぴらに評価されることはなかったので、それが明確な形となって有象無象のオタク共のエモとして消化されていったのは、まぁ知られないままでいるよりもずっとよいことだなぁと思いました。

自分自身が実力通り評価されなかった事に対してやせ我慢していても、結局正当に評価されれば嬉しいしみんな正当に評価されるべきだなぁと思うここ数年であったことも関係しているかもしれない。


とはいえ今回座長として明確にされるということは責任もまた重く明確にされたわけで。

それにきちんと応えてやりきるということは今回初めてのことで挑戦であったはずで。

それをやりとげたことは、極めて普通にタレントのファンとして感銘を受け、褒めてあげたいなと思うポイントです。

…うーん我ながらひねくれすぎててなんでこんな文章を書いてるんだろうという気持ちになってきたぞ。


よくなかったところ

アップテンポな曲でクソ走る

最近特に顕著だと思うんだけど、れいたん走り過ぎじゃないですかね?

大舞台だとまず間違いなく走っている。オタクのクラップか!?ってぐらい走る。

これは完全に邪推だけど、イヤモニのクリックや返し弱いんじゃないの?みたいな疑念はだいぶ前からある。

LGHは大舞台で完璧だったことがないし、彼女が真っ先に走っている。

でも彼女がリズム感が無いとか練習不足だとか思った事は正直ないので、観客の音に釣られてるのでは?というところを疑ってしまう。

なんかこう彼女のイメージ的に、なるべく観客の歓声を聞きたいとか言いそう、というのがあるので、余計に。


でもリズムが少しでもズレるとそれだけで気になってしまうので改善してほしい。

理由は憶測の域を出てないけど、これだけ続くのは絶対何か理由があるので、それを放置するのはよくないと思うよー。


「座長」なところ。

はいここからめんどくさい話はじまるよー。



彼女の「座長」としての資質。

周りの為に、ファンのためにいろいろしてあげられるところ。

役のためならアイディアをどんどん出して実行できるところ。

エトセトラエトセトラ。


はっきり言って、彼女はずーーーーーーーーーーーーーーっと昔からそうだったんです。

具体的には遅くとも2011年にはそうだった。

別に彼女を貶めたいわけではないが、これは「成長」ではない。

単に「評価」が後から来ただけであって、元から彼女は偉かったんです。

成長ではないんだから、もちろん「アイドルマスター」と、この「力」にはなんの関係もないんです。


私はここ数年、具体的にはアニメシンデレラガールズが放送されてからずっと、

「声優・松嵜麗の魅力を彼女から奪ってアイドルマスター諸星きらりに移植するのをやめろ」

と言い続けている。残念ながら、今回の「座長」に関して雑にエモくなっているアイマスオタクにはそこの区別が付かない人が多い。


れいたんが周りのためやきらりのためにしている全ての事、彼女の優しさ、それは「彼女の美徳」であって、きらりのものではない。

れいたんがきらりの美点全てを持っているわけではないように、きらりがれいたんの尊さを全て継承する必要は断じてない。

それをきらりに輸入する、というのは、松嵜麗という声優からある種の神格を簒奪してアイドルマスターというコンテンツに縛り付ける行為だと、大げさに言えば捉えている。

http://d.hatena.ne.jp/melbee/20150412/1428855872

ところでここで、ぼくが大嫌いなライターが書いた宮城公演のレポートを見てみましょう。


自分のことより仲間を思うアイドルが、ステージの真ん中に立った日。「THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS 5thLIVE TOUR Serendipity Parade!!!」宮城公演レポート(前編)

https://www.lisani.jp/0000051898/

はいタイトルからアウトー。


どちらかといえば縁の下の力持ちとして、常に自分のことより周りのことを気にかけてきた諸星きらりというキャラクター。

https://www.lisani.jp/0000051898/

そもそも諸星きらりが常に自分より周りのことを気にかけている、というのが偽史なんだよなー。

元々あんきらというカップリング自体、働きたくない杏をきらりが振り回すというのが出発点だったはず(狂想曲では何故か逆転している(別に逆転しちゃいかんというわけではないが))。

周りのことを気にかけている諸星きらりなどという描写はあるような気がするだけで実はあんまりない。

自分より年下の子に対してお姉さんとして振る舞えるのは「意外と常識あるよね」描写でしかない。

きらりが舞台裏で他のキャラクターの髪や衣装を直してあげるという描写は、それこそ松嵜のエピソードの雑な輸入であって、私が言うところの簒奪であって、クソみたいな役と演者の混同である。

4thで出番が少なかったのは干されてたのであって、それすらも一歩引いたとか縁の下の力持ちとか言われたらへそで茶が沸いてしまう。


元々第一印象のぶっ飛んだキャラクターイメージの割には常識的ないい子だよね、という要素や、単純に背が高いことをコンプレックスにしているから前に出るのが得意でなかった、という要素はあったけど、提灯ライターがそれらと松嵜の美点をごちゃ混ぜにして偽史を作り出し、主客を転倒したような記事を書いた挙句、最終的には「きらりを演じることを通じてこういう美点を声優が獲得した」という史観を世間に流通させることになってしまってるわけじゃないですか。

別にそんなことを意図的にやっても得しないと思うので悪意があるとは思ってないけど、嘆かわしい限りだよね。


私は本当にこの現状に心の底からはらわたが煮えくり返っているし常にアイドルマスターを憎んでいるけれども。

同時に、現実的にはアイマスでもなければここまで彼女の美点が良いものとして発揮される場はなかっただろうなという冷静さぐらいは持ち合わせている。

もっとも、それってキャラクターの描写に対して責任を取るべき立場の人間の仕事が杜撰だというのと隣り合わせなんですけれども。


結局、私がアイドルマスターを憎んでしまっているのは私がアイドルマスターより前から彼女に惚れ込んでいたという「不幸」に端を発しているので。

アイドルマスターから彼女を知った人が、アイドルマスターの魅力と彼女の魅力がごちゃ混ぜにされてもあまり気にならないのはまったくおかしくないというか自然だと私も思いますので。

それ故今回のライブの帰結として次を得るのです。



ただ、願わくば、彼女自身のことをもっと知って欲しい、と彼女のファンとしては思います。

ほんのちょっとだけでいいんです。彼女は諸星きらりではない、ということをもっと知って欲しい。

というわけで、みんな騙されたと思ってAmazonビデオで「まほうのレシピ」を見てくれ。

https://www.amazon.co.jp/gp/video/detail/B01BEQXPSM

とにかく今一番簡単に見れて一番面白いやつはこれだから。


まとめ

めんどくさい話はさておき、今回は人と話したりして、やっぱり自分はシンデレラのライブをかなり「ミュージカル」として受け取ってるなと思った。

別に冷めてるからというわけではなく(めちゃくちゃ盛り上がってるわけでもないけど)、コールをする意欲が湧かない。

アイマスPに対する反骨心がないとは言わないけど、毎回のライブを頭で考えて咀嚼するうちに、どんどん楽しみ方がそういう方向性に偏って来ている。


集団演劇のエキストラとしてきらりのお芝居に参加する気にはなるし、他のキャラクターでもそういうつもりで声を上げることもあるけど、でもなんかこう、ペンライト振るのもなんか違うよなっていう領域になりつつある。演者の名前を叫ぶのにも抵抗が芽生えつつある。

今後もだらだらと続くであろうこのコンテンツに関わって行く上で、ライブへの参加姿勢がますます周囲とズレていくのはちょっといばらな道だなぁなどという予感を抱えつつ、次回に続く。


あぁあと、SSAはまぁよくわかんないけど、大阪公演ではあんきらが無い分何か別の曲が聞けると嬉しいんだけどなーとそこまで期待してないけどちょっとだけ思ってます。

Serendipityっていうのが私が期待する通りの意味だといいなぁ。

こっちについてもいろいろ言いたい事はあるけど今回はやめた。疲れた。


おわりおわり!