ジュエルペットサンシャイン ＃10

相変わらず、教訓的な主題の話を単なる寓話に回収しないためにギャグで相対化する、みたいなエピソード運びで深読みしたりするのが楽しいですね。

Aパートはガーネットがダメなマスターのために身体を張っちゃうとそれに惚れちゃう初心な男の子もいるよ、という話。

なんて現実を反映している話なんだ！！！

きっとみんなが大好きなあの声優さんもだらしない彼氏のために頑張ってるに違いない！*1

例によってドン引き屋（ドン疋屋？どっちかしら）の面々の変わり身の速さとマスターのどうしようもなさで悪役の固定化を回避してますね。

サンゴにゃん結構美味しい立ち位置だよなぁ最近。

Bパートは三流ゴシップ紙（笑）の話。

今回は因果応報の応報がなかったけど、その代わりに明らかに新聞部はよくないよね？という構図になっているあたりまた微妙なバランス感覚。

そうそう、新聞部が「売り上げ」を問題にしている件だけど、大学のキャンパス新聞だったら構内ではタダで配ってるけど配送分は有料だよね。

サンシャイン学園は自主性とか重んじすぎてて若干高校の範疇を超えてる気がしないでもないので、ありそうな気がする！とか思ってしまった。若干無理はあるけどね。

しかし新聞部に襲撃する花音はいままでで一番好きだったかも。

ルビーをぶん回す時よりもある意味切実な問題だったからか、ギャグっぽい中にもどことなく真に迫る部分があって。

…とかいうのは後付で、単なるあそこのイントネーションがすごく中毒性が高いなーって思っただけなんですけど。

松嵜麗ボイスの奥行きが少し見えてきた感じがします。

もう少しで全体感が見えてきて「麗たんを語る言葉」を装備できそうな気がするんだけど。

fortissimoやれよって話ではあるよなぁ。

*1：死にたい。